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さぼってた木村あかりです。
BSマンガ夜話で第二弾が放送される前に、「ベルサイユのばら」について、まんがモランに書いてしまおうと思います。
私がベルばらを初めて読んだのは、おそらく学童クラブ時代、小学校低学年ぐらいだったかと思われます。
もちろんリアルタイムではない。私が通ってた学童クラブの図書室には、当時ベルばらをはじめ、風と木の詩、 花のあすか組など、少女マンガの王道がそろっているという、今思えばよい遊び場でした。
しかしその頃は、それらのすべてがよくわからなかった。
20歳を過ぎて、読み返して、あの頃わからなかったことがわかる。
それが何かと聞かれたらうまく言えないんだけど、すごくおもしろいと思えるし、 何度も読み返したくなる。
去年、連載開始30周年になるのを記念して、完全予約限定品として 「ベルサイユのばら完全復刻版セット」なるものが発売されました。 近所の本屋でしっかり予約して購入。本屋のオバチャンも、「何が入ってるのかしら。みたいわぁ。」と興味津々。
さすがベルばら、世代を超えていた。

内容は、真っ赤なバラの絵と黒色が基調になった化粧箱、正面にはバラをくわえたオスカル、たまりませんのです。 開けると、中には復刻版単行本全10巻勢ぞろい、さらにオマケ付き。
ポストカードと扉絵集、そして「ベルばらかるた」。この「ベルばらかるた」が傑作なのです。
絵札のほうには名場面の一コマが描いてあるんだけど、それに伴なう読み札がすっごいおかしい。
例えば「ち」。絵札はオスカルが血を吐いた一コマで、読み札がそのまんま「ち・・・!?」。 そして「あ」は、アンドレがオスカルを押し倒してるシーンで、読み札が「アンドレ 青いレモン」等など。
ほかにも思わずプッと噴き出すようなものばかり。いつかこれで本当にカルタ大会を催したいと思います。
さて、本編の話をしましょう。少女マンガというのは1970年代がものすごかった。 今ではうちらのおかんと同じ歳くらいになったマンガ家が、70年代にいっぱい名作を生み出して歴史を作ってしまった。
その頃の作品の中でも、人気ナンバーワンといっても過言ではないのが、この「ベルサイユのばら」です。 フランス革命を舞台に、貴族、貧しい人、いろいろでてきます。
私が思うこのまんがのすばらしいところは、まず美しいということです。
人物の容姿などが美しいのは当たり前で、背景に散りばめられる花びらとかがすごいんです。
あれによってマリー・アントワネットはより一層美しく、よりオスカルは神々しく見えてくる。 これは劇画ならではだと思う。さらに美しいとかきれいっていうのは、少女マンガの最低条件だと思います。
少年誌・青年誌って絵のうまさとかそんなにこだわりないけど、少女マンガは 絵の力無しで話だけで売れる作品て全然ないんじゃないかなぁ、と思う。
さくらももことか岡田あーみんとかは、りぼんに載ってたけど別物だし。 実際に、女の子はジャケ買いならぬ表紙買いをよくする。読んで失敗することも多々ある。
それに近い話で、「ベルばら完全復刻版セット」を買った直後に古本屋で「ベルサイユのばら外伝(上)」 という本を見つけたが、絵のタッチとか雰囲気がまるっきり違ってて、しかも明らかにヘタクソになっているという、
ちょっとショックな出来事もありつつ、しかし(上)というからには(下)もあるんだろうに、 探したけどいまだに見つからない、そんなベルばらが私は好きなんですけれども。
ちなみに外伝は、本編終了から15年くらいたってから描かれたものらしく、出版元も本編は集英社なのに 外伝は実業之日本社という、よくわからない代物です。内容も微妙だった。
あと、私は歴史物のまんがが好きです。日本史も世界史も。 時代に翻弄されていく人間模様が、とても興味深い。「ベルばら」は特におもしろかった。
日本中のマンガ家が、古代から近代までの歴史物をみんなで描いてそれを教科書にしてくれたら、 ものすごい覚えられてものすごい好きになるのになぁ、と学生の頃からものすごい思ってました。
オスカルやマリー・アントワネットは、自分たちの栄光の時代からフランス革命の波に飲まれてついには散っていく。 美しく咲いて、気高く散る!アニメ版の主題歌も最高ですよね。
あと、全然関係ないけど、以前友達が初期の頃のアンドレの扱いがひどいって言ってて、 読み返すとたしかに1巻のアンドレと後半のアンドレは描かれ方が別人だった。
1巻とかすごい適当なの。普通の脇役キャラみたい。オスカルにとってアンドレの存在が大きくなっていくにつれ、 アンドレもかっこよく描かれているという。最初の段階では、オスカルとアンドレが
そういう関係になる設定がなかったのかな?アンドレチェックしてみてください。
復刻版を手に入れて、15、6年ぶりにまともに読んだのですが、 改めてベルばらは色あせないすばらしい作品だと思いました。
おわり
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